sakanatonikuの日記

料理、アニメ、映画鑑賞と作詞作曲(趣味)

アニメ日記

自民党麻生太郎が、かつて(人気取りのために)アニメマンガ好きを公言した。自民党の思惑通り「俺たちの麻生!」などとオタク界隈からの反響があったものだ。

 

中曽根康弘翁は麻生太郎の愛読書というゴ⚪︎ゴ13を読み、「麻生君はバカなのか?」と周囲に漏らしたという。

 

また、宮崎駿「いい年してアニメマンガが好きとか恥ずかしいことだから黙ってろ」と言った。(毒舌バリバリ左派だからまあ)

 

僕も今や十二分にぶっこいた年齢である。積極的にアニメを見て、半匿名で真面目に感想を書いて(何やってんだか)とか(ちょっと恥ずかしい)と思わなくもないけれど、それなりに自分のなかで落とし前がついている。世の中、アニメ以上にくだらない、残念なもので溢れているということだ。

 

客観的には、子供と共通の話題ができるのは大きなメリットである。それからサブカル的な話題にもついていける。無関心・無理解よりは世界が広がる。

 

妻からは時折「ふーん、美少女キャラが出てくるアニメ見て癒されてるんだ(せせら笑」と揶揄されて悔しい。僕も時々韓国ドラマをバカにしてきたから、身から出たサビというやつだ。ちなみに、娘を成人まで育ててみると「女子高生」への幻想はあらかた消える。男の子ばかり育てたら、おっさんになってもアニメの女子高生にこっそり「萌え」ていたのだろうか。そっちの方が人生楽しそうだな。

 

「Helk」

まだ前半。傑作の予感がする。

人間と魔物とが対立。”魔王が〜”とか”勇者が〜”とかの世界観である。

次期魔王の候補を募ったら、やたら強い人間"Helk"が出てきて、次期魔王になりそうな勢い。人間が魔王になったらまずいじゃないか、というドタバタファンタジー

ボケ・ツッコミ形式の原作をアニメにしたらテンポが悪かったり、ツッコミが異様に長いのを無理やり早口で収めたりと苦しくなることが多いが、うまく収めてある。演出がうまいのか原作のテンポが良いのか。

やり取りが面白い。何度か声出して笑った。

キャラも立っている。"Helk"とは何者?みたいな伏線にも興味を惹かれる。

 

「北極百貨店のコンシェルジュさん」

上品で健全、質の良い子供向けの百貨店職業アニメ。Project X風味を少々。

子供視点の大人をうまく描いている。大人が見ても面白い。

いずれNHK Eテレで放映されるだろうと確信。そういうアニメである。

 

「望まぬ不死の冒険者

完全におっさんターゲット。

中の下くらいでレベルアップ頭打ちだったおっさん冒険者が、ドラゴンの呪い?でアンデッド系モンスターになってしまった。見た目骸骨とか死体である。外見だけは元の人間の姿に近づこうと頑張る。どうやら前よりすごく強くなっている。

外見もマスクや服装で誤魔化せるレベルになり、強くもなったので、若者の手助けをして感謝・尊敬されたり、人助けをして子供に喜ばれたり、若い女子にモテたりする。昔馴染みの美人巨乳女友だちにももちろん好意を寄せられている。

おっさん慰安ポイントを全て押さえている。こういうアニメが作られるのか。うーむ。と思いながら一期完走してしまった。

 

異世界失格」

太宰治あたりを想定したらしい破滅型作家が異世界に転生して、傲慢になった転生チート「勇者」たちを鬱パワーで懲らしめる。

設定は興味深い。セリフなどそこまで悪くない。割と楽しんで視聴中。

説教くさい展開になる予感があるが、どうなるか。

 

「ガールズバンドクライ」

面倒臭い主人公とロックンロールの話。

苦手なCGアニメ。1話にあまり感心しなかったので放置していたが、ステマだかダイマだか時々”はてブ”で話題になるので取り組んでみた。

やはり挫折。

せっかく「新人ガールズバンドの生演奏」を標榜するんだったら演奏ミスを隠すのは逆効果だろう。高度なテクニックは盛り込んでないようだからノーミスでも不自然ではないが。でも、キーボード演奏はこれは打ち込みだろ?とか。打ち込み演奏にジャストタイムでギターが入るということは、デジタル切り貼りだよなあ。など、どうしてもツッコミながら見てしまう。

いっそ”ぼざろ”のように一級スタジオミュージシャン使った生演奏でいいんじゃないかと。(”ぼざろ”もガールズバンド生演奏って建前だっけ?)

音楽って後からいくらでも盛れる。隠せる。いや、グレン・グールドだって録音する時に自分の演奏編集してるし、それがイカンてわけではないのだが。TMNの木根さんもエアギターが全くバレなかった。あまりにもバレないのでデジタル加工あからさまな昨今だ。生演奏やオートチューンを通さない生歌がほとんど聴かれない。デジタル加工を止められないチキンレース。音楽業界どこへいく。

 

「負けヒロインが多すぎる」

今期の問題作。

ぶっ飛び女性キャラ群像劇である。「うる星やつら」を彷彿とさせるかも。男には書けないと思う。妹(重度ブラコン)とか、癖つよ女キャラ群との男性主人公とのやり取りなど、男が描いたら見るに耐えないものになるはずだが、ギリギリ耐えている。男ではなく、女同士の距離感ではないか。

え。おっさんがこんなのを面白がってたらダメでしょ?と思いながらも面白いので悔しい。

セリフがよい。アニメ演出がよい。声優もノっている。悔しい。