山の季節になっても、何となくトレッキングを先送りしていた。わざわざ早起きして往復に2時間以上かけて山に登らなくても、ジムで効率的に運動ができる。
一方、妻は9月末あたりからせっせと山に通っていた。
このままズルズルとトレッキングを辞めることにもなりかねないと思った。それは本意ではない。土曜の朝から吾野に行った。
電車で「百年の孤独」を読んでいるうちに到着。
西武秩父線は風情があっていていいものである。
西吾野駅では20名?くらいトレッキングの人が降りたと思う。
駅を出て数百メートルも歩くと、トレッキング客はほぼ視界から消えた。不思議だ。そんなにたくさんコースがあったっけ?
山に向かう道に、秋の園芸種や野草がぼちぼち生えている。
ヤマハッカ?
ノギク(細かくはいろいろあるようだが、同定が難かしい)
女郎蜘蛛の蜘蛛の巣がそこらじゅうにかかっていた。
虫嫌い忖度で縮小した。僕はとてもカッコイイと思う。クリックで拡大。
秋だ。
ナンテン
明らかに園芸種。薄い"ガク"が美しい。
シュウカイドウ
山に入る。
昨日の雨で湿度は100%を越えている。そんなわけないのだが、体感的には越えている。
ジムのおかげでなかなか快調である。スクワットとランニングマシーンが効いているのだ。
大滝。
あんまり大きくはない。
カラカサダケ
この辺からジム効果が薄れてくる。
靴が当たる箇所が微妙に痛む。
ジムではカバーできてない筋肉が疲れてくる気がする。
ジムで鍛えるのと、山道を歩くのとは違うのである。
独りで山を登ってると、どうも政治や社会、仕事のストレスなど、嫌なことについて考えがちだ。
血圧でも上がってるのだろうか。
昨日の雨でちょろちょろと水が流れている。
不動滝。
滝?というには小さい気がする。登山道からは奥まっていて聖地感がある。せり出す岩の具合に風情がある。
蟹がちらほらいた。躍動感。なかなか素早いのだ。
ガマくん(クリック非推奨)
皮膚の質感がグロい。
白滝。
山のカーブミラーはいいものだ。
関八州見晴台を通るつもりだったが、20名近い賑やかな団体と鉢合わせた。居心地が悪いのでアスファルトの別ルートで回避する。
予定していたルートに戻る。そこそこ険しい道が続く。
なかなか厳しいトレッキングルートである。
「ふれあいの道」という牧歌的な表現にいつも違和感を覚える。
ここからしばらくアスファルトが続く。「ふれあいの道」で問題ない。
吾野駅まであと一息だ。
武甲山が見える。
無事、駅に到着。
奥に見えるのはアニメ「終末トレインどこへ行く?」のポスター。
秩父の最高気温は三十度くらいだったはず。
午前中の山中は、風も通っていてかなり涼しかった。立ち止まると寒いくらいだ。
昼過ぎの駅付近はそこそこ暑く、30度前後だなと思った。それでも山から降りる風はひんやりとしていた。
夏から通っているジムは有効だと分かった。当然か。
特にランニングマシーン。心肺機能は前回登山より向上していたように思う。
スクワットの効果は意外と限定的。それなりに追い込んでいるし、太腿も少し太くなった。どうやら山登りでは別の筋肉をかなり使うらしい。今はスネ周りが筋肉痛である。もちろん、やらないよりは全然やった方がいい。というかやるべき。
「百年の孤独」は電車の往復で読了した。感想は別途。
政治・社会、仕事について考えたことも別途書く可能性。