「リモートワークのおかげで運動不足だから、体に負荷をかけよう」という意識があった。坂道を駆け上がるトレラン勢への意味のない対抗意識もあった。
坂道だろうか何だろうが、できるだけ大股でわっせわっせと登っていたのである。
前々回までは平易な山道だったので何とかなったが、本格的なトレッキングとなるとそういうわけにもいかないようだ。
今回のコースは、いつも使っているガイド本で難易度3とある。今まで2だったから一つ上がることになる。距離も13km。これまでより少し長距離だ。
難易度の基準はよく分からない。単純な距離の問題ではなさそう。妻の意見を聞いたら「アップダウンの多さ、迷いやすいかどうかだろう」とのことだ。
焦らずに登ってみよう。というのが今回の方針である。
負荷をかけたいなら後半でいいじゃないか。
電車の中、トレッキング中に、再び超広角レンズのことを考えた。
これまで何度も「超広角は僕には不要」という結論に至っている。
キットレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」が完璧に僕のレンズ要件を満たすのである。
僕の好きな画角は換算28−50mmだ。余裕でそれをカバーしている。
ハーフマクロ以上に寄れる。飯も花も撮れる。星も撮れる。全域で中堅単焦点レンズくらい写りがよい。文句のつけどころがない。
しかし、超広角レンズは何度も気になっている。
「『既存レンズで十分に要件を満たす』などというドライな判断は、趣味の世界でどれほどの説得力があるのか?」という物欲の悪魔の声も聞こえる。
買ったら間違いなく使う。しかも、楽しく愛用する可能性は高い。
もう、これ買っていいんじゃねえか?などと思う。
GR。雰囲気がよく出ている。もうちょっと明るかったかな。
候補は二つ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
7-14mm F2.8 PRO
F2.8通しが売り。カメラ好きが思わず理性を失う数字だ。「神レンズ」とも呼ばれる。星空写真家御用達レンズ。
欠点は出目金であること。そのままではフィルタがつけられない。前玉に傷がついたらアウト。山に持っていくにはちょっと気が引ける。都度フタをすれば良いのだが。
いうてレンズ保護フィルタに傷をつけたことなんてないんだけどさ。安心感が違うよね。
なんてことはないあざみだけど、都会で見かけるあざみより太々しく、のびのびしていた。
8-25mm F4.0 PRO
絞りF4.0通し。F2.8と比べて少し暗く、広角端が1mm狭いものの望遠端が25mmまでのびる。換算50mmは僕の好きな画角をカバーしている。広角端1mmは意外とでかいという声と、気にならないという声がある。
欠点はF4.0と、沈胴式で取り回しに若干ストレスがあるとのこと。
F4.0は星を撮る目的でレンズを選ぶなら対象外である。これに関しては、SNSブログサイズなら、ISO感度あげてノイズ処理すればよいという意見もある。
HDR効かせ過ぎた。こんなに鮮やかな緑じゃない。
中古価格は8-25mmの方が若干高いかもしれない。
買うなら 7-14mm F2.8 か。星を撮るかもしれない。28mm以上はGR IIIxに任せたらいいじゃないか。出目金レンズは気をつけて蓋をすればいい。
よし買おう。と一旦納得した。この話はおしまい。
今週は仕事のことはあまり考えなかった。
ラブコメアニメのこととか考えたかな。
よく覚えてない。大したことは考えてない。
一つ目の「大滝」
さほど大きな滝ではない。
先客の親子?がいたのでこれ以上撮影に踏み込まず。
上記はPixel 5g5aの広角端、16mm相当。
四隅が流れるのはスマホに限らないはず。荒いのはまあスマホだから。
8mmで撮れば大体こんな感じの画になるわけだ。
もちろん(だったらスマホでいっか)とはならない。
これは暗すぎ
「PERFECT DAY」インスパイアの木漏れ日のつもりだが暗すぎ
これは12-40mm PROの 24mm相当。
これが撮れるなら(超広角はいらんか)という気分になってしまう。
不動滝。
PLフィルタで岩を流れる水の反射が消える。(消しすぎたか)
再び木漏れ日。
三つ目の白滝。
Pixel 5g5aの16mm相当。
12-40mm PROの広角端 24mm。
Pixel 5g5aの16mm相当。
こうして見ると「スマホでええやん」という意見も納得である。
でもスマホじゃダメなんだよね。趣味の世界だから。
Pixel 5g5aの16mm相当。
Pixel 5g5aの16mm相当。
これはGR IIIx。ブルーコーラ。
蓮華草。
Pixel 5g5aの16mm相当。
蛇注意。
頭を撮れてなかった。ヤマカガシだって。初めて見た。あとで調べたら毒はあるらしいが攻撃的ではない?とのこと。それでも見た時は焦った。30cm未満の子供で距離もあったからそこまで怖くはなかったけど。
Pixel 5g5aの16mm相当。
休憩ベンチにて。
目の前の光景がまるっと映るのがありがたい。24mmだと一枚には収まらない。
ランチ。
Google先生によれば「タマゴタケモドキ」とのことだ。便利である。
Pixel 5g5aの16mm相当。
西吾野に無事戻った。
冷えた甘い炭酸はビールの代わりになる。
難易度3の根拠の一つはアップダウンの多さだろう。滝を巡るから当然だ。
一部「けもの道か?」という細い道もあった。倒木も結構あって緊張した。あまりメジャーな登山道ではないのだろう。迷う感じじゃなかったけど。
意外と広々した場所でちょっと迷ったり、落とし物した!と思って戻ったり(ザックに入ってた)、結局14km以上の行程だった。今は前回と同じくらいの軽い筋肉痛である。
何のかんの難易度3をクリアして14km歩けたわけだ。ペースも少し分かった。レベルアップできたと思う。
課題は紙の地図の読み方。家で眺めるのとは全然違う。現場で見ると全然分からないのだ。
自分のおおよその位置を把握して、等高線がわかって、南北がわかって、周りの風景が分かればいい、と頭では分かっているけれど、いざ現場で地図を見てもさっぱりだ。もう少し地図が読めるようになりたいと思う。YAMAPアプリでトラッキングしてれば大丈夫なんだけどね。
超広角レンズはまだ買ってない。
家に戻ってWebの作例をいろいろ見るうちに、萎えてきた。
普通逆だろ。盛り上がるだろ。
あったら楽しく使うのは間違いないとも思う。いまだに悩んでいるのだ。