ジャンルの得意不得意でいえば、異世界転生ものは苦手だ。
例えば現世で引きこもりの主人公が、コンビニの前でトラックに轢かれて死んだ、と思ったら異世界に生まれ変わる。転生した際に特殊な能力が与えられており、その世界において大変にモテるとか何とか。理解はできるが、全く刺さらない。
先日ある人が、異世界転生ものを好む理由を書いていた。
「こんな人生、さっさと終わってしまって構わん。などと、安酒を飲みながらやさぐれて見るとワリと刺さった」旨。もちろんそんな人ばかりじゃあるまいが。
どこか切ない理由である。しかし有用じゃないかとも思う。案外ささいなことが人のレジリエンスを支えるものだ。
5月は5月病、6月は低気圧。何をしても疲れる。
くだらない(貶してない)アニメを消費するのも疲れる。くだらなさ(貶してない)に精神が耐えられない。どんなものであれ、フィクションを楽しめるなら、それだけで精神的には健全だ。アニメが精神の健全性を測るバロメータになっている。
「それでも歩は寄せてくる」
制作:SILVER LINK.
監督:湊未來
他愛のない将棋・日常・ラブコメ。調理中に聞き流しながら。
「グラスリップ」
制作:P.A.WORKS
監督:西村純二
評価が低いので見てみた。BGMが本物と思しき小編成ストリングスでおっ!と思う。最近はサンプリングMIDIがスゴいことになってるけど打ち込みじゃないと思う。打ち込みだったらそれはそれでスゴい。
アニメ本体はテンポについていけず。一話で保留。(僕の問題であって作品の問題ではない
「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」
制作:バイブリーアニメーションスタジオ
監督:佐藤光
主人公がモテまくることを逆手にとったギャグ・アニメ。馬鹿馬鹿しさについていけないので一旦保留。(僕の問題(略
「僕の心のヤバイやつ 2期」
制作:シンエイ動画
監督:赤城博昭
じわじわ進めている。最近はマンガがメインになってしまった。
原作をリスペクトして忠実に作っていることが分かる。原作で「あれ?」と思ったところを、アニメでは上手く補完・微修正してたり。いわば原作に忠実な改変?
「クジラの子らは砂上に歌う」
制作:J.C.STAFF
監督:イシグロキョウヘイ
設定よし。雰囲気よし。絵柄よし。これは期待だ。と思ったが2話の終わりで挫折。ものすごく演出が難しい展開だということは分かるが、スピード感やキャラの扱いに少なからず違和感。一旦保留。
「政宗くんのリベンジ」
制作:SILVER LINK.
監督:湊未來
太っていた子供の頃に皆にバカにされていた主人公が痩せてイケメンになって、昔ヒドい目に合わせてくれたヒロインを見返すために頑張るギャグ・ラブコメ。何とかついていけてる。大丈夫。
「終末トレインどこへいく?」
制作:EMTスクエアード
監督:水島努
くだらなくて面白い。毎週わりと楽しみに、ちゃんと見ている。Amazonの評価に「くだらないから星ひとつ」みたいなコメントがあって笑う。「熊と結婚して毛深いと文句をいう」というやつだ。
「ハイスコアガール」
感情移入済み。出てくるゲームは懐かしい。継続。
「どさんこギャルはなまらめんこい」
感情移入済み。おっさんが見るものではない。継続。
そんな感じ。
アニメを見ると疲れるけど、バロメータだと思って見る。
こうしてみるとアニメーション制作とか監督って結構かぶってる。Netflixと契約している会社は限られるということか。そりゃそうか。