一人の時、調理中におバカなアニメを見て、食事中に地味な映画を見ている。
なかなか楽しい。
映画
ロバート・アルトマン「Images」
アマプラ。すごかった。現実と狂気、幻想が入り混じるサイコホラー。
リアルで生々しいシーンが交錯して、どちらが現実か分からない。
退屈しない。ちゃんと怖い。
現代音楽のBGMがおどろおどろしくて、いい仕事をしている。
テロップの音楽担当に「Stomu Yamashta」とあった。武満徹を連想させる幽玄な雰囲気だったから、これ絶対日本人だろうと思って調べたら「山下勉」という方だった。武満徹と親交があったとかなんとか。当たって嬉しい。
怖くて、良い映画だった。傑作といってもいいかも。ただ、ラストにはちょっとがっかりした。せっかくここまで来てそこに落とすか。いや、まあ、ある意味自然なのだが。他にあったのでは?いや、ないか。うーむ。ちょっと勿体無い。いや、悪くはないのだが。というエンディング。
こういう映画がおすすめに出るからアマプラは楽しい。
Netflix。アニメ映画。小学生の幻想冒険譚である。
主人公は勉強が得意な秀才キャラ。真面目で勉強はできるが、ちょっとズレてて、ちょっとイタい。そしておっぱい好き。まあ男はそうか。ジュブナイル映画やアニメのテンプレでは、主人公引き立て役になりがちキャラだ。それが主人公。
その彼が細美巨乳の歯科衛生士さんとか、同級生の秀才少女にいろいろと構われ、モテる。「ちょっと見るのやめようかな」と思ったが、巨大な水玉が出てきたあたりで「おっ」となって腰を据えて見始めた。
そのあたりで僕の意識が監督とシンクロした模様。
以降、最後まで楽しく見た。破綻気味のプロットも悪くない。謎めいた細身巨乳のお姉さんを魅力的に描写するためには、むしろその方がよい。そのお姉さんと一緒に冒険したり、友だちや悪友と一緒に大人を出し抜いたり美人同級生を救ったり。子どもにとっては夢の夏休みである。爽やかな終わり方もよい。
そういえば、なんとなく記憶にはあるけど、あまり話題にならなかったよな。と調べてみたら興行収入は今一歩だったようだ。キャストは豪華で、出来は全然悪くないのだが。「アリスとテレスのまぼろし工場」もキツかったらしい。オリジナルアニメはそもそも厳しいものだ、との見解を見た。アニメ業界は薄利多売というイメージはあったけど、それにしてもちょっと意外だ。(グッズや版権などで最終的には元が取れるのだろうか?
アニメ
相変わらずバカバカしいアニメ(けなしてない)を積極的に鑑賞して楽しんでいる。
「邪神ちゃんドロップキック」
アマプラ。神話に出てくる邪神や悪魔を美少女化して神田神保町に住まわせ、日常系・スプラッタ・バイオレンス・ギャグをやらせるアニメ。
調理中に流している。バカバカしさが突き抜けているので、最近はむしろ好んでいる。
「どさん子ギャルはなまらめんこい」
アマプラ。妄想全開のラブコメ。おっさんがみるアニメではない。
調理中に流している。おもわず「ありえねー」「ひでー」などと独り言をいいつつ楽しむ。
「コミさんはコミュ障」
Netflix。一番継続して見ているな。暴力シーンがないのがありがたい。昔のハイスクール奇面組を連想する。わりと好きだったな。そこまで「コミさん」と似てないんだけど、なんとなく。
「地獄楽」
Netflix。美容師さん(僕より年上)に「面白いらしいすっよ」と言われたので見てみた。設定が斬新な気がする。暗いテーマで暗いアニメだが面白い。残虐シーンに疲れるまで鑑賞。一旦停止。
「サマータイムレンダ」
Netflix。だいぶ前に1話だけ見て、設定やらキャラやら、豊富なケレン味に引っかかってストップ。先日久しぶりに、なんとなく気が向いて見たら面白かったので、数エピソード見た。けど疲れる。先は長い。
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おバカなアニメを見ていると、なんだか細かいことがどーでもよく、アホくさくなってくる。悪くない感覚である。「いやいや、ねーだろ!」とかツッコミすることも減ってきた。脳と体がアニメに馴染んできたようだ。
それにしても少年・青年向けアニメは暴力シーンが多い。見ていて疲れる。なぜこんなにも質感をもたせて描くのか。あるいはアニメータの方々のストレス解消になっているのだろうか。なら仕方ないか。