アニメはとにかくポジティブに見るのがコツだ。
全方位向けの無難なエンタメが見たいならアニメはよした方がよい。限られた予算で心のスキマをえぐろうとするのがアニメである。
「おう、どうした?話聞こうか」と、対等のスタンスで取り組む。
「Re:ゼロから始める異世界生活」
制作:WHITE FOX
監督:渡邊政治
異世界、かつループもの。僕の苦手なジャンル。ついでに苦手なタイプの主人公だ。
最初は我慢して見た。(失礼)
異世界に転生したら無敵スキル発動!とか、ループするからどんなイベントも楽勝!といった、ありがちパターンではなかった。ループからの謎解き展開はよく出来ている。3、4話目?あたりからぐっと引き込まれた。
転生してみたものの、ループはしんどいし、ループしてもなかなか上手く進まない。主人公は空回りして絶望したり悩んだり、みっともなく足掻きまくる。
次はどうなる?と飽きさせない。よくできていると思う。
一旦小休止のち継続予定。
「ゾンビランドサガ・リベンジ」
制作:MAPPA
監督:境宗久
ゾンビのJK?元アイドル?が佐賀でアイドルを目指す話。熱血体育会系のノリでアイドルに邁進するストーリを軸として、それ以外ははちゃめちゃ。これだぜ。
「ゾンビランドサガ」の続編らしいが前作は見ていない。設定めちゃくちゃ、一話完結、続編から取り組んでもとくに問題なく見ている。面白い。
「終末トレインどこへいく?」
制作:EMTスクエアード
監督:水島努
見た名前だと思ったら「ドラえもん」にも関わっておられる。大物である。
これも最近のお気に入り。吾野の女子高生グループが、池袋で行方不明となった友だちに会いにいく、という大枠プロット以外は、どこを取っても筋道が通ってないSFドタバタアニメ。
西武線でスタンプラリーが始まった。ちょっと行きたいが、自分を客観視した時に耐えられない気がするので、行かない。
「ハイスコアガール」
制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹
学校の規則を破ってゲーセンに入り浸り、昼間はゲーメストを読み、ゲームにやたら詳しく上手な主人公。
物語の進行上モテることになっている。間違いなくダメ人間である。でもリアルにいたとしたら男子には一目置かれるタイプだ。一部の女の子が興味を持つのも分からないでもない。
しかし、主人公は女子に興味がなくゲーム一筋。こいつに好意を持ってしまった女の子が振り回されるあたりが見どころ。
主人公は今なら40オーバーくらいだろうか。微妙に世代が重なっているので当時のゲーセンなどの雰囲気が共有できる。なつかしく見ている。ちなみに僕は二十代のころウメハラ(高校生だったはず)と一度だけ対戦したことがある。もちろん、瞬殺された。
「どさんこギャルはなまらめんこい」
制作:SILVER LINK.、BLADE
総監督:湊未來 / 監督:星野美鈴
東京から来た金持ち坊ちゃんが北海道のギャルにモテる話。それだけ。
正直、あまり褒められる点はない。
大したイベントも起きない。
なんでこれいまだに見てるんだろう?と自分でも思う。
大したイベントが起きないから、油断して料理中に流しているうちに、なんとなく登場人物に感情移入してしまい、なんとなく見ている感じである。ある意味心のスキマを埋めるアニメと言えなくもない。