sakanatonikuの日記

料理、アニメ、映画鑑賞と作詞作曲(趣味)

マンガ・読書

マンガ

アマプラで短期間に「君は放課後インソムニア」「僕の心のヤバいやつ」「事情を知らない転校生がグイグイ来る」とハマって、いずれも原作も面白かった。

 

そうか。オレ、ラブコメ/青春ものが好きだったのか。我ながら意外だ。

と思って固めてラブコメジャンルのアニメを見てみたら、意外と刺さらない。確かに他よりは継続できるけど。

 

他、Webで面白そうなマンガを探してみたら「1518!」が気になった。古本で全巻セットがかなり安い。ダメ元で買ってみた。ついでに”はてブ”で評判の良かった”Landreaall”を3巻まで買ってみた。

 

 

最近ちょっと手をつけた程度での感想は、両者ともに「面白い。よくできている」。

1518!は最後まで読み通せそうだ。恋愛要素は少なそう。リアル寄せの爽やか学園もの。特段大きな事件は起こらない気がするが、それでも続きがそれなりに気になる展開。

 

Landreaall はファンタジーもの。読ませる。バトルというか立ち回りシーンにあまり力が入ってないのが逆によろしい。コマ割りはどちらかといえば少女漫画系?

一巻の前半・後半の関係に気づくのが遅かった(ぼーっと読んでるから)。「あれ?なんだこれ?」からの「おお!」と声が出て、最初から読み直した。復習させる上手い仕掛けだ。見事に引きこまれた。

 

構想力やストーリーの壮大さで比較すれば間違いなくLandreaallが優れるだろうが、ついていけるか。多分最後まで読み通すのは1518!だろうな。と思う。(未定

 

昔読んだマンガで、わりと繰り返し読んだ作品を思い出してみる。

よつばと!」(何がきっかけで読んだんだっけ・・・。途中で追うのをやめたけど)

きのう何食べた?

孤独のグルメ

さらに昔の記憶を遡ってみる。

「ハイスクール奇面組

原泉

後期の大島弓子

ますむらひろし

など。

 

最近見た映画で刺さったのは「天国にちがいない」「PERFECT DAY」。小津安二郎も嫌いじゃない。

 

共通するのは、あまりストーリーに起伏がないこと。

あからさまに感情を煽ってこない作品が僕の好みなのだ。と気がついた。初めて言語化できた。

 

これからコンテンツを探すときに、その軸でいってみよう。

 

読書

リモートワークで全然読めてない。

 

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト『3度目の正直』」

一応IT業界にいる。読んだ方がいい、読まなきゃいけないと思いながら放置していたのを、ようやく手に取って読んでみた。

原因は二つだそうだ。

  1. 経営層のIT軽視と無理解
  2. テスト不足

 

1. 今に始まったことじゃなかろう。現場はどこも「バベルの塔」である。エンジニアの喋る言葉が顧客には通じない。逆もまた然り。何なら僕だって物理から仮想化、アプリまで全て理解しているわけではない。同じ現場でも、アプリとインフラで話が通じない。

経営層が介入したところでいいシステムができるわけではない。トップダウンで降りてきた要件wwを文字通り実装したら酷い目にあった、ということもある。

 

2. 「限界値はテストすれば分かるはず」などと世迷言である。本番に近い限界テストを実施するのは事実上不可能である。定義、計画(設計)、実装、環境構築でとんでもないコストと時間がかかる。どこかで割り切り、机上で確認するしかない。

 

結局は人だろう。上層部の決断というより、中間でどう具体化し、現場と共有するか。現場では無駄な「やってる感アピール作業」ではなく、どうやって前向きなアクションに落とすか。上層部よりも、中間と現場が優秀じゃないとダメじゃないかと、現場よりの僕は思う。

 

ああ、上層部がIT軽視してたら中間層に優秀な人材が集まらない。そういうことはあるだろう。

 

 

モーム「月と六ペンス」

何となく手に取った。エンタメよりの作品。サクッと読めて面白い。

マンガ化しても違和感はなかろう。解説にも「大衆ウケのする作品」とある。

こういうのを読むと「文学は高級」「アニメは大衆向け」というステレオタイプは違うなと思う。

 

 

ポール・オースター「オラクル・ナイト」

まだ7割くらい。

上の子からこの作家の作品が面白いと聞いたので適当に拾って読んでみた。面白い。

微妙な心理描写や錯綜するストーリー展開は、マンガという表現様式には難しいのではないか。良質な文学ならでは、言葉の力だ。もちろん翻訳が素晴らしいということでもある。

 

あと、漫画には「長編書き下ろし」という出版形態?がない、という外的要因もあるんじゃないか。あまりに複雑な展開は、週刊連載には耐えられない気がする(そうでもないのか。作者がある程度の期間書きためた量を一気に。そういうマンガがもっと増えてもいいんじゃないか。

 

 

幸田文「木」

「PERFECT DAY」で平山が読んでいた本。

まだ読んでない。「木」にまつわるエッセイ?短編集?現時点では知らない(後ろの紹介をみれば分かるが読まない。

「現代人には花鳥風月がない」というのは養老孟司が繰り返し指摘する問題である。花鳥風月がなくて人間関係ばかりだ。だから個人と社会がおかしくなる旨。激しく同意。

昔の人は自然と対話するのが当たり前だったのか。PERFECT DAYを思い出しながら、大事に読みたい。