承前)
頂上に到着。
残念ながら頭痛はそのままだった。
天気がよいと富士山が見えるそうだが、本日はおあずけ。
赤とんぼがいっぱいいた。
老眼でGR使うとピント合わせは不可能である。
ブヨは少なかったかな。時折耳元で「ブオォン」と鳴って「うお!」と叫んでしまったけど。
雷岩。人が多い。
甲府盆地。
頭痛さえなければね。
この稜線を歩く。頭痛さえ(ry
ほたるぶくろ(いわむら かずおの14匹のねずみシリーズで覚えた
遠くにガスが見えるな、と思ったら一気に曇ってきた。
山は怖い、と肌で感じた。
この日は降らなかったけど、雨具は必須なのだ。
雨に濡れて冷えて体調を崩してからのヘリで救出とか全然ありえるシナリオである。
ウスユキソウ(上からスプレーを吹いたようだ
賽の河原
オトギリソウ
コウリンカ(ピントすっぽ抜けシリーズ
介山荘が見える。
介山荘のそばでランチ。
風が冷たかったので、ウィンドブレーカーの上からソフトシェルを羽織った。
周りを見るとTシャツのままの人が多く、自分の冷え性を思い知る。
10kmは歩こうという目標で、あと+3kmほどの寄り道を予定していたのだが、「歩いてて全然楽しくない」と宣言してギブアップ。
このままバス停に向かった。
帰り道でコマドリと遭遇した。
妻が持ってきたE-PL8 + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm で四枚ほど撮影したが、見事すっぽ抜け。赤茶色の胸と、キョロロロロロという朗々とした鳴き声が目と耳に焼きついてるからいいや。
登山中に「目の奥が痛む」と何度か伝えていたものの、妻にはピンと来てなかったのだ、と帰り道の会話で気がついた。
「要するに頭痛だよ」
「なんだ。頭痛薬ならあったのに」
「ええ!?早く言ってよ!あれば呑んだのに」
「目の奥が痛いって言われても分からないよ。あんた薬嫌いだし」
「目の奥が痛いなら頭痛でしょうが。そのくらい察してくれよ」
などと言い合いながらの下山となった。
四半世紀一緒にいると、家の中では「あれ」と「それ」で大体話は通じるのだが、こういうことではあっさりすれ違う。
何も期待してはいけないのである。
反省など。
やっぱり電車で1時間半はまだしも、そこからバスでプラス1時間はしんどい。
中央線が地味に疲れると再認識。早朝下りはわりと座れるが、午後の上りの座席確保は簡単ではない。高尾、八王子あたりからもう都心と変わらない混雑だ。最寄りまで2回ほど乗り換えないといけないのもきつい。
考えてみれば、なんとなく体調がすぐれなかった1週間だったかもしれない。ジムにも通えたし、体は元気だけど、何かおかしい。万全の体調ではない、という感じがあった。
36度の都心に入ってから、頭痛が消えた。やはり急激な気温、気圧の変化に体がショックを受けていたのだろう。(逆に妻が軽い頭痛を訴えていた
体調次第というのはあると思う。西沢渓谷は行きに特急を使ったとはいえ、それなりに楽しめたから。少しでも体調が悪いなら、行かないと判断する勇気が必要だ。せっかく行っても楽しくなかったらもったいないからね。