標高が 100m変わると0.6度気温が変わる。
つまり1,000m登ると6度下がる。
平地の35度が29度になる。熱中症の危険度は大幅に下がる。
必然的に夏の登山は高い山を目指すことになる。
というわけで週末は妻のお気に入りの大菩薩峠に向かった。
朝8時発のバスは大混雑だ。
補助席使ってバスの座席をすべて詰めても、バス停には半分以上乗客が残された。
臨時バスも出ていた。
バスはかなり揺れる。小学生くらいの男子が可哀想にげーげーやっていた。
朝9時に到着したら相当涼しい。登山開始は1,600m地点。
平地から10度低いことになる。
登山用のTシャツにアームガードでは寒いくらいだ。
「涼しくて気持ちがいい」
どころか
「この気温差ヤバいですぜ」と体が警告している。
6月〜7月にかけて、33〜36度の気温に体が順応していたのだ。
もともと冷え性でもある。
20度前半の気温は、ほとんどショックだった。
今思えば上の写真のお姉さんのように、到着してすぐにソフトシェルを着るくらいでちょうどよかった。Tシャツ勢が多かったので気が回らなかった。
体は問題なく動く。
気分も悪くはない。
心臓も意識に上ってこない。
しかし、目の奥が軽く痛んだ。
気温差ショック?準高山病?あるいは5時起きの睡眠不足もあるだろうか。(思い当たることばかり
体力は問題なさそうだからいずれ回復するだろう。いきなり登山を諦めるほどではないと思われた。
ワタカラカサタケ?きのこは難しい
残念ながら、目の奥の痛みは続いた。
幸い悪化することはなく、いずれは改善するかな。という期待とともに登山継続。
奥秩父なら、5月末くらいの感覚だ。
日陰は涼しく、快適といってよい。
目の奥が痛むことを除けば。(Sh*t
妻に聞くと昔一緒に登ったそうだ。
目の前の茶屋(福ちゃん荘)にはなんとなく見覚えがあった。子供はいなかったはずだから、25年以上前の話だ。(困惑
妻はアウトドア派、僕はインドア・街歩き派だ。当初はお互いに様子を見ながら、すり合わせしてたんだよな。最終的には元通りの平行線に落ち着いた。何度か一緒に登山して、ほとほとうんざりした。何が楽しいのか、さっぱり分からなかった。
そんな僕が今さら山歩きを始めるというね。
そして20うん年ぶりの大菩薩峠。
久しぶりに「登山楽しくない(怒」という感情を思い出した。
体調が良ければ話は全然違っただろう。
目の奥がちょっと痛むだけで、印象がガラッと変わるのだ。
写真を見ると素敵な場所を登ったんだなと思う。
気温も数値的には快適だ。
サルオガセ
しかし、登山中はひたすら目の痛みだった。(Sh*t
人気のある登山コースなので、人は多い。
まあ、爽やかだよね。景色がいいし。
日差しは強く、暑い。でも時おり冷たい風が来て、一気に冷える。
周りの若い人たちからは「気持ちいい!」と声が上がる。
一方で、僕の頭痛は続いていた。
頂上付近の見晴らしはよい。
アルプスの少女ハイジの世界である。(知らんけど
草をはむヤギと、ハイジとペーターを配置したいような光景である。
続く)