sakanatonikuの日記

料理、アニメ、映画鑑賞と作詞作曲(趣味)

10km散歩 〜 秩父へ(5)

 

羊山公園へ。

御花畑駅からは意外と歩く。地図で見るより遠い。坂道のせいだろう。

 

 

ここでも武甲山

 

羊山公園はなかなか悪くなかった。

悪くなかったのだが。

 

一通り公園を回ったあと「ちちぶマルシェ」(お土産と軽食のテントコーナー)に寄ろうとしてたら、僕らより一回り年上のおっさんが話しかけてた。

 

「テレビで見て素晴らしいと思って見に来たんですが、実際に来てみると、大したことないですな!」

 

だって。

 

思わず爆笑。

 

「期待しちゃダメですね」

「いやあ、大したことない。来なきゃ良かった」

 

ヒドい話である。

でも面白い。

 

よほど期待したんだろうね。

首都圏の観光地なんて、人だらけで、SNSは映え映え盛り盛りで、実態はそこまででもないよな、と思って、期待せずに行った僕らは割と「思ったよりキレイじゃん。武甲山いいよね」と満足していたんだけど。

 

しかし、あのおっさんもいい歳なのに、関東周辺の観光地に期待していくとはまだまだ修行が足らんのではないか。と思ったのである。それとも、何か他に事情があったのかしらん?(どんな?

 

のち、丘に登って秩父盆地を一望。

 

のち武甲山資料館へ。

削られる前!

これが見たかった。うれしい。

 

削られる前の武甲山を一言でいえば「どっしり」であった。

崇高というより寝そべった巨大生物といった、親しみの持てる佇まいである。

 

「ここは堀った」

 

げそっと削られた武甲山は、事情を知らない人から見たらなんだか痛々しい山である。

この資料館を見て、秩父の繁栄に貢献してくれたありがたい山なのだなあ、とアンビバレンツな感情を抱いたである。

今でもまだ削られ続けて、我々の暮らしを豊かにしてくれているのだ。

 

武甲山資料館は規模は小さいけれど、武甲山を削る企業の罪滅ぼしか、わりと細部に気が配られていて、説明もわかりやすくて気が利いていた。勉強になったのである。

 

続いてやまとーあーとみゅーじあむ

僕は絵画系アートには疎いのだが、棟方志功はプリミティブで好きだ。

 

(続く)