まずは小麦粉をふりかけて中火で焼き目を付ける。
よく「表面を焼いて旨味を閉じ込める」というが、あれは半分正しくて半分間違っていると思う。
半分誤っている点。焼いたら旨味が逃げないなら、焼いて煮るとスープが取れないことになるがそんなことはない。焼いても旨味はスープに出る。
半分正しい点。表面をしっかり焼くと出るアクが減ってスープが濁りにくいと経験している。「アクも旨味のうち」と解釈すれば、焼くことでアク≒旨味が逃げるのを減らしていることになる。
それから肉の焦げは美味い。焼くことで味が良くなる。(まあ焼いてから煮るとほとんど分からないけどね。
なので、肉の表面を焼き付ける工程は指示があればちゃんとやる。面倒くさいけど。
小麦粉の扱いを少しアレンジした以外はレシピ通り。
(小麦粉は大さじ1.5杯をふるいながら鍋に直接入れ、残りの0.5を肉にまぶした)
出来上がり。
スネ肉ほろほろ。マッシュルームって意外と味が染みない。マッシュルームの味。
トータルでおしゃれな味。というか地味。
オージーはさっぱりしているのでトマトと赤ワインで地味に煮込むより、ルーのカレーやビーフシチューがいいかもしれない。
次に作るとしたら国産牛のスネ肉だろう。