sakanatonikuの日記

料理、アニメ、映画鑑賞と作詞作曲(趣味)

10km散歩 〜 秩父へ(4)

翌朝。

四十代に入ってから「爽やかな目覚め」はほぼない。

朝の3時くらいに一旦目が覚めてうとうとする。見る夢も日常の延長が多くて、あまり楽しくない。うとうとと朝を迎えて7時前に起床。

 

朝食まで時間があるので、ひとりで川まで歩いてみる。

 

 

浅い。魚がいる様子はない。

 

 

朝食。

ベーコンエッグ、厚揚げの炊いたん、サラダ、ひじき煮、ゆず味噌なんとか、ポテサラ、昆布巻き、白インゲン甘煮、明太子、笹かま、鯖塩焼き。味付け海苔。

ご飯としじみの味噌汁。

 

 

朝食後、今度は妻と川へ。

 

次の目的地へ。

 

(続く)

10km散歩 〜 秩父へ(3)

和銅黒谷駅に戻り、宿に連絡して送迎ワゴンに乗る。

 

 

奮発して個室露天風呂付きを選んだ。

 

夕食まで時間があったので、まずは大浴場へ。

のぼせるし熱い湯が苦手なのでのんびりはしない。できない。

 

部屋に戻って少し休んで、せっかくなので個室風呂を試す。

巨大な檜風呂って贅沢だな、と思う。

 

贅沢だけど、僕的には温泉に来てまで個室風呂は違うかな、と思った。

大浴場でいいじゃないか。

 

などと思いながら一息つく。

 

後ほど妻も入って「大いに気に入った。大浴場より断然リラックスできる」とのことだ。それもそうか。

 

 

夕食まで時間がある。やることがない。

 

ビールでも飲むか。

とメニューを見ると、備え付けの冷蔵庫のビール中瓶が770円!であった。

さすがにためらった。高級居酒屋でもこんな値付けはしないと思う。

 

 

しかしまあ、ここまで来て数百円ケチることもなかろう。

サービス料が220円。と言い訳して550円+220円の中瓶を飲む。

体の芯まで温まってるから、冷たいビールが美味い。

 

夕食の準備ができました、との連絡を受ける。

うろ覚えだ。

卵豆腐、筍の和え物、タラの芽とあゆの天ぷら、鰻巻き、他。左下は青唐辛子の味噌和え。辛かった。

 

お作り。よもぎふ のお吸い物。

 

焼き物。牛肉の治部煮にパプリカ。ご飯を桜の葉っぱでまいたやつに魚ととろみ。

 

鮭の刺身に生ハム巻いた的な。忘れた。桜どりを煮つけたん。

 

赤だし。筍ご飯。よもぎ餅?

 

美味しいものが少しずつ。

ただ座っていると出てくる。

皿を洗う必要もない。

最高。

 

お腹いっぱい。

 

腹がもったりしつつ就寝。

 

(続く)

 

 

10km散歩 〜 秩父へ(2)

荒川を徒歩で下る。

釣り人がいないのが不思議なようで、当然という気もする。

釣りはもっと地味な場所で行われるのだ。

 

一旦舗装道路に戻る。

 

新緑が綺麗だ。

 

橋を渡って上長瀞方面へ戻る。

 

左手は崖で、右手を覗き込むと急な崖下に荒川。

高所恐怖症には痺れる散歩道だ。

 

寂れたテニスコート

 

 

上長瀞駅に戻る。燕がアイドルだ。人を無視して可愛い。

 

相変わらず武甲山がそびえる。

 

和銅黒谷駅で降りて再び歩く。

 

聖神社和銅遺跡。

 

古代の人が、銅を熱心に発掘したのだ、と思う。

 

続く。

10km散歩 〜 秩父へ(1)

妻と秩父旅行に行った。

上の子が独立した記念という建前だ。

 

下の子はついてこなかった。

僕にも分かる。

18を超えたら親なんかと一緒に旅行に行きたくない。別に行ったっていいし、行ったら楽しいのは分かるけど、なにか納得いかないから、行かないのだ。

 

ふるさと納税も駆使。少し楽になる。

 

「あの花」ラッピング電車に乗り換える。

見てないんだよな。

 

武甲山がお出迎え。

 

上長瀞駅で下車。

右下に花見カップル。人通りもほとんどない。

女性がお茶だか酒だかをあおってる。いい場所を選んだものだ。

 

まずは埼玉県立自然の博物館に向かって歩く。

 

サメの口がお出迎え。

 

地層、石、あとは化石と秩父の自然が学べる。まあ何となく見るだけだけど。

秩父盆地は古代は海だったのだ。秩父湾である。なんかすごい話だ。なのでいろんな地層があって、いろんな石があるらしい。海の化石もいっぱい出ている(小学生並み。

入館料は200円。余裕で元が取れる。面白かった。(小並感

 

これは剥製のイノシシの鼻のところ。牙が鋭くてゾッとする。

 

蕎麦屋でビール。

突き出しのポテサラにはクミンが入っていた。ポテサラとクミンは合うのだ!

手前はタラの芽。

 

この日はSLが走るというので撮り鉄の皆さんが集っていた。

 

川辺を歩く。

歩く。

カヌーの人たちとか、ドローンの人たちも。

川沿いなのに暑かった。

石が層をなして、色が綺麗だった。

 

(続きます)

映画とアニメ

一人の時、調理中におバカなアニメを見て、食事中に地味な映画を見ている。

なかなか楽しい。

 

映画

ロバート・アルトマン「Images」

アマプラ。すごかった。現実と狂気、幻想が入り混じるサイコホラー。

リアルで生々しいシーンが交錯して、どちらが現実か分からない。

退屈しない。ちゃんと怖い。

現代音楽のBGMがおどろおどろしくて、いい仕事をしている。

テロップの音楽担当に「Stomu Yamashta」とあった。武満徹を連想させる幽玄な雰囲気だったから、これ絶対日本人だろうと思って調べたら「山下勉」という方だった。武満徹と親交があったとかなんとか。当たって嬉しい。

怖くて、良い映画だった。傑作といってもいいかも。ただ、ラストにはちょっとがっかりした。せっかくここまで来てそこに落とすか。いや、まあ、ある意味自然なのだが。他にあったのでは?いや、ないか。うーむ。ちょっと勿体無い。いや、悪くはないのだが。というエンディング。

こういう映画がおすすめに出るからアマプラは楽しい。

 

 

ペンギン・ハイウェイ

Netflix。アニメ映画。小学生の幻想冒険譚である。

主人公は勉強が得意な秀才キャラ。真面目で勉強はできるが、ちょっとズレてて、ちょっとイタい。そしておっぱい好き。まあ男はそうか。ジュブナイル映画やアニメのテンプレでは、主人公引き立て役になりがちキャラだ。それが主人公。

その彼が細美巨乳の歯科衛生士さんとか、同級生の秀才少女にいろいろと構われ、モテる。「ちょっと見るのやめようかな」と思ったが、巨大な水玉が出てきたあたりで「おっ」となって腰を据えて見始めた。

そのあたりで僕の意識が監督とシンクロした模様。

以降、最後まで楽しく見た。破綻気味のプロットも悪くない。謎めいた細身巨乳のお姉さんを魅力的に描写するためには、むしろその方がよい。そのお姉さんと一緒に冒険したり、友だちや悪友と一緒に大人を出し抜いたり美人同級生を救ったり。子どもにとっては夢の夏休みである。爽やかな終わり方もよい。

そういえば、なんとなく記憶にはあるけど、あまり話題にならなかったよな。と調べてみたら興行収入は今一歩だったようだ。キャストは豪華で、出来は全然悪くないのだが。「アリスとテレスのまぼろし工場」もキツかったらしい。オリジナルアニメはそもそも厳しいものだ、との見解を見た。アニメ業界は薄利多売というイメージはあったけど、それにしてもちょっと意外だ。(グッズや版権などで最終的には元が取れるのだろうか?

 

 

アニメ

相変わらずバカバカしいアニメ(けなしてない)を積極的に鑑賞して楽しんでいる。

 

「邪神ちゃんドロップキック」

アマプラ。神話に出てくる邪神や悪魔を美少女化して神田神保町に住まわせ、日常系・スプラッタ・バイオレンス・ギャグをやらせるアニメ。

調理中に流している。バカバカしさが突き抜けているので、最近はむしろ好んでいる。

 

 

「どさん子ギャルはなまらめんこい」

アマプラ。妄想全開のラブコメ。おっさんがみるアニメではない。

調理中に流している。おもわず「ありえねー」「ひでー」などと独り言をいいつつ楽しむ。

 

 

「コミさんはコミュ障」

Netflix。一番継続して見ているな。暴力シーンがないのがありがたい。昔のハイスクール奇面組を連想する。わりと好きだったな。そこまで「コミさん」と似てないんだけど、なんとなく。

 

 

「地獄楽」

Netflix。美容師さん(僕より年上)に「面白いらしいすっよ」と言われたので見てみた。設定が斬新な気がする。暗いテーマで暗いアニメだが面白い。残虐シーンに疲れるまで鑑賞。一旦停止。

 

 

サマータイムレンダ」

Netflix。だいぶ前に1話だけ見て、設定やらキャラやら、豊富なケレン味に引っかかってストップ。先日久しぶりに、なんとなく気が向いて見たら面白かったので、数エピソード見た。けど疲れる。先は長い。

 

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おバカなアニメを見ていると、なんだか細かいことがどーでもよく、アホくさくなってくる。悪くない感覚である。「いやいや、ねーだろ!」とかツッコミすることも減ってきた。脳と体がアニメに馴染んできたようだ。

 

それにしても少年・青年向けアニメは暴力シーンが多い。見ていて疲れる。なぜこんなにも質感をもたせて描くのか。あるいはアニメータの方々のストレス解消になっているのだろうか。なら仕方ないか。

 

読書「秘密の花園」

(アニメは子供向けとバカにされがちだが)僕はそれでも子供向けのアニメを作りたい

 

宮崎駿の対談集にあった上記文章(正確ではない)を読んで、僕は「『アニメを舐めるな』という反骨精神」と解釈していた

100%の間違いではないかもしれないが、50%以上は間違っている気がする。「秘密の花園」を読んでそう思った。

日本語は難しい。文脈と思い込みで全然解釈がずれてしまう。

 

秘密の花園

少女が主人公でタイトルが「秘密の花園」である。

しかも「児童文学の名作」である。

文部省推薦(古い)的な健全な作品に違いない。往年の「ハウス名作劇場」でアニメ化されるような作品だろう(今調べたらNHKがアニメ化していた)。

小学生から今にいたるまで、僕の読書の嗜好にはかすりもしない。児童文学を愛する宮崎駿がおすすめしているのは知っていたが、それでも読んでみようとは思わなかった。

 

アラフィフになってから、ふと図書館で文庫版が目に止まり、ふと借りて、通勤電車に持ち込んだ。

たまたま、である。

 

中身はほぼ予想通りの健全小説であった。ハウス名作劇場であった。

特に意外な展開はなく、手に汗握るわけでもなく、うん。そうこなくちゃ。という流れ。

そしてちゃんとちゃんとの骨太な児童文学であった。確かに時代を越える傑作である。

 

予想外のこともあった。

 

めちゃくちゃ感動したのだ。

中盤以降、一つの章が終わるたびに、深呼吸して余韻に浸った。

なんて素晴らしい小説なんだ、と思いながら読んだ。

 

読者となる子供たちを、励まし、力づけようとするバーネットの強い思いがビシビシ伝わってきたのだ。

 

世の中、つらいこともあるかもしれないけど、素敵なこともいっぱいある。自然は美しく、動物は愛らしい。友だちとも仲良くなれる。大人もちゃんと助けてくれる。

 

君たちはこれからもっと強く、元気に、美しくなる。だから、頑張って生きるんだよ。負の感情に負けるな。病気に負けるな。未来はきっと明るい。

 

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おいおい。

宮崎駿のメッセージと同じじゃないか。

 

で、冒頭の反省である。

宮崎駿が「アニメは子どもたちのもので、子どもたちに向けてアニメを作っている」のは文字通りの意味だったのだ。

子供を励まし、元気づけ、とにかく「生きろ」「生きてりゃいいことあるんだ」と伝えたい。だから彼は全力でアニメを作っているのだ、とようやく理解した。今まで「知っていた」と思っていたが、浅はかな理解だったと気がついた。

 

だから、宮﨑駿の作るアニメは、大人も感動する面白いアニメなのだ。

 

ジブリアニメとそれ以外

明らかに手に余るテーマなので深掘りはしない。

 

いろいろとアニメを見て「面白い」「傑作だ」と感動することは多い。でも海外で広く受け入れられることはないだろうなあ、と残念に思うことがほとんどだ。やっぱりジブリアニメとは何かが違う。

 

例えば「となりのトトロ」。あんな昭和三十年の日本の田舎を舞台にした映画が、なぜ世界中で愛されるのか。

 

秘密の花園」を見て少しわかったような気がした。

 

トトロが世界に受け入れられたのは、宮崎駿が「子どものためのアニメ」を全力で作ったからに違いない。

 

そう思ってジブリ*以外*のアニメを思い返すとやはり大人が大人のために(あるいは自分のために)アニメを作っている作品が多い気がする。

 

しかし考えてみれば、自分のために作るのが当たり前ではないか。自分のためだから一生懸命になるのであって、他人のために真剣に何かを作るとしたら、そこまで頑張れるか?という話。

 

だから、子どもたちのために全力でアニメを作る宮崎駿が特別なのだ、と思ったのだ。

 

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おそらくはティーンエイジ〜アラサーくらいまでの間に読んでも、表面的なことしか理解しなかったろう。「健全小説だね。面白かった」以上おしまい。

 

だから「こんな素晴らしい小説にもっと早くに出会いたかった。もっと早くに読むべきだった」とは思わない。アラフィフの今が、読むべきベストのタイミングだったようだ。

 

献立 易占い 《益》

《巽》そん《震》しん → 《風雷益》

 

《巽》は風。東南。雉。《震》は雷。東。龍。

《風雷益》は出かけるのに吉。大河を渡るのに吉。

 

昨日春キャベツが安かったので買ってある。

ニラともやしが少々残っている。それと鳥もも肉が2切れ。

 

東南。東。海の方面なので魚。

風は風味を効かせる。雷はビリビリスパイス。

魚のスパイス焼きにしよう。

ブリ、タラ、鯖あたりでスーパーにあるもので。

コチュジャンとか豆板醤あたりを使おう。

 

あとはニラともやし卵で中華スープ。

キャベツ。コールスローが食べたいけど面倒臭すぎる。ニンニクとオリーブオイルで炒めておしまいにしよう。

 

結果

 

比較的安く、美味しそうだったタラを買った。

 

夕方、調理に取り組もうとしてはたと気がつく。

魚のピリ辛焼きはタラのソテー。

となると、春キャベツをさっと炒めるにはフライパンを一旦洗わなければならない。やってできなくはない。しかし今日はやりたくない。と、頭が10〜15分ほどハングしてしまった。

 

春キャベツは中華スープにした。味付けは創味シャンタンで。キャベツの風味と出汁が美味しい。結果的に成功だった。

 

醤油みりん酒"1:1:1"にコチュジャンもたっぷり"1"。砂糖は少なめ。よく混ぜて溶かしておく。タラに小麦粉を振ってソテーし、途中タレを入れて強火で煮詰めて完成。

 

コチュジャン照り焼きソテーは意外とシンプルな味で美味しかった。いつもの和風甘辛タレの味変によい。また作るかも。

 

占いから導出するのでもなければ、一生作ることはなかった気がする。

 

予定通りいかないと、かなりのストレスがかかる。やっぱり段取りが大事だ。