材料を入れてボタンを押したら
美味しい料理の出来上がり!
でも、レシピ検討して、材料そろえて、下拵えやカットして、調味料入れる工程は今まで通りでお願いします。ご了承のほど。
そこまで楽になるんか?
と疑問に思ってしまうが、実際に鍋に火をかけて張り付く工程から解放されてみると、いやいや、こりゃ楽だね。と感心する。鍋のことを忘れて他のことに集中できる。ピアノ練習。ブログ書き。その他お仕事。先日はボタンを押してから酒を買いに行った。ガス調理だと途中の外出は不可能である。
それから調理のゴールが縮まることで気持ちが楽になる。目的地が1km先にあるのと600m先にあるのは違う。あと少し、これ切って放り込んだらあとボタン押すだけ!調理後の疲れも少ない。
これまで敬遠していた、手間がかかるとか、味が決めにくいとか、仕上がりが安定しないといった苦手な料理に積極的に取り込めるようになる。僕はじゃがいもの煮物が苦手だった。ちょっと他に気を取られると煮崩れる。ホットクックで作れば再現性が高い。気楽である。豆や魚など体にいい食材も選択肢に入る。
意外と後片付けも楽である。ステンレスの鍋を洗うより簡単だ。付属品の手入れもそこまでストレスではない。
近年あまり見ない「使って楽しい道具」なのだ。
ま、なんというか「大仰なツール」「なくてもなんとかなる」「贅沢品」という気はするけど。使って楽しいのは高度資本主義の免罪符である。
今回は、これは絶対に当たりレシピだろ?と思えたミートローフに取り組んでみた。
まず、鍋で肉の下拵えが終わる。
調味料を乗っける。
ホットクックにインしてボタンをポチり。
仕上げにチーズを入れて余熱で仕上げる。
もちろん、生焼けの心配は一切不要。
脂がスープに抜けて、しっとりジューシーとは言えないが、アラフィフの胃袋にはその方がありがたい。むしろヘルシーでローカロリーとポジティブに捉えたい。物足りないなら煮汁をたっぷりかければ良い。
ポイントは鍋一つで完結すること。「肉をこねたボールの洗い物」が出ないのだ。これは本当に素晴らしい。
どうやら思った以上に使えるツールである。人気があるのも分かるのだ。