リモートワークになって、読書量がかなり減った。
僕が本を読むのは、主に通勤電車だからだ。
映画、アニメ、本それぞれ得られる滋養が異なる。
もう少し本を読んだ方が良いのだが、映画やアニメの方が受け身になれて気楽なので、どうしてもそっちに流れる。仕方ないことだ。
情報が断片的すぎて、ネットでは体系的に学べないこともある。
本を読まなければならないのだが、家ではなかなか集中できない。
リモートワークの数少ないデメリットである。
「面倒なことはChatGPTにやらせよう」
はてブ界隈で少し話題になった本。
ネット情報よりはまとまってるし、具体的。「あっしはプロの驚き屋です。いかがでしたか?」情報ではないので、まあ参考になる。
ChatGPTで何が変わるか?
僕の場合、年に数回EXCEL VBAでマクロを組みたい時がある。普段触ってないので、えーと、セルの移動ってどうやるんだっけ?ループってどうだっけ?から調べ始めて簡単なマクロを組むのに数時間〜半日かかる。ChatGPTを使えば1時間で終わりそうだ。
逆に言えば、現段階ではその程度かな、と。
AI音楽のクリエイティビティについては疑っている。「それっぽいもの」しかできてないと思う。今のところ。
残りの人生の仕事に影響がないか、注視である。
「DNSがよくわかる教科書 使える力が身につく」
断片的な情報はいくらでも転がっている。専門的な情報(RFCや論文)もある。でもネットに分かりやすく体系的な情報がない典型のDNS。
一応自前でドメインを持っているがちゃんと理解していない自覚があってモヤモヤしていた。
読んで納得。勉強になった。良い本だ。作者はインターネットを同時代で支えてきた方。さすがだ。
ただし、閉じたローカルNWで任意の名前解決をする構成は書いてない。基本がわかれば何となく分かるものの(キャッシュサーバとかフォワーダ使うのかな?)、その辺りも書いていただけるとありがたかった。
キャサリン・アーデン
「冬の王1 熊と小夜鳴鳥」
「冬の王2 塔の少女」
1枚目の写真は2巻目。少女が主役のロシア舞台のファンタジーだ。
1巻目を面白く読んで、2巻目で挫折した。いや、面白い小説ですよ。でも挫折。
作者が女性だからだろう。男性が好き勝手に理想を投影して描く非現実的な「ヒロイン少女」ではなく、妙なリアルさというか重さがある。そこに引っかかって感情移入しきれなかった。受け手=僕の”器”の問題であって、作品の問題ではない。
ちなみにアニメっぽい表紙は主人公だが、どうも作中の描写と合わない。そんなところも引っかかった。
子供の頃は食らいついて読み進めたと思うけどね。
「チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク」
ドタバタ・ナンセンスSF。ということは筒井康隆だ。
なんとか読み通した。面白かったと思う。
でも、筒井康隆の方が上だと思えた。筒井が日本語の魔術師だからだろうし、日本語が僕のネイティブ言語だからだろう。