これまで何度もWebのステマだかダイマだかに煽られて「何か」を購入しては、
そこまで便利でもねーじゃん。
結局全然使ってねーじゃん。
とゴミに出している。
テレビの通販を見て脳死で発注しているのと変わらんじゃないか。
特定の商品を名指しで「いらんかった」と言いたくないからぼかすけど、このブログを始めてから買った健康グッズもいらんかった。今は全く使ってない。
心と財布が痛む。環境にも悪いだろう。
Webの「買って良かった」にはすっかり懐疑的だ。
そんな中、久しぶりに「買って良かった」と言えるホットクック。
迷って買ったが正解だった。見極めは難しい。
ホットクックも、別になくて困るもんでもないんだよね。
あるとメニューに悩むことが少なくなり、芋や豆、こんにゃくの消費量が増える。生活の質が上がる。ひょっとしたら食費も下がる。多分、健康にもよろしい。でも、なくても生活が回らないわけではない。
便利さとしては食洗機に近いかな。
これまでなくても何とかなってきた。でも一度味を占めてしまうとなかったら困る。
むむむ。
そんな中、Webとは無関係に、思いつきで買ってみたら今はとても便利に使っているのが写真のミニヤカンと食品用の温度計だ。
ミニヤカン
江戸東京博物園の土産コーナーで衝動買いした。
これまで妻とコーヒーを淹れるタイミングが重なった時にケトルが空くのを待たなければならなかった。
ヤカンがもう一つあったら便利だ、と思って買ってみたが、冷静になれば到底必要とは言えない。ちょっと待てば良い話だ。
今思えば、江戸東京博物園に対するお布施として「何か買わねば」という衝動があったようだ。
ちょろちょろと少量ずつ注げるのは気に入ったものの、買う必要はなかった。
調理用の温度計
苦手だった揚げ物用に買ってみた。
「衣を落としてゆっくり上がるくらいの温度」などというが、具材を入れたらすぐ冷めるじゃないか。計った方が確実だ、というわけ。
結局温度計を使っても揚げ物に対する苦手意識が消えることはなかった。
片付けも大変だ。頻繁に食べたい年齢でもない。揚げ物は買えばいいと割り切った。
塊肉に火を入れるときに使うかもしれない、と思って捨てることはなかったが、ほとんど使っていなかった。
何に便利に使っているか
コーヒーである。
ミニヤカンと温度計を使うことで、美味しいコーヒーを安定して淹れられるようになった。
これまでは「コーヒーが美味い時と、イマイチな時(トゲトゲしい苦味で香りと旨味が少ない時)があるな」と気になっていた。
残念ながらイマイチなことが多い。
豆の量とかドリップの方法を試行錯誤するも再現方法が分からなかった。
このミニヤカンと温度計を使ってコーヒーを淹れてみて分かった。
問題は温度だった。
95度以上だと確実に美味しくない。「イマイチ味」が再現できた。
色々試して、どうやら83度くらいで淹れ始めるのが僕的には美味いようだ。
思ったより低温だ、と感心している。
朝のコーヒーが美味いかどうかは、生活の質に関わる。馬鹿にできない問題だ。
微妙な生活の質の差異を求めての試行錯誤は、終わることがなさそうだ。